TestFlightからCrashlyticsへのお引っ越し

昨年、Yosemite + CocoaPods + Jenkins -> TestFlight + Slackというタイトルで記事を書いていましたが、TestFlightの公式がこちらの記事で書いているように2015/02/26を最後にTestFlightが使えなくなります。

そのため、iOS開発者としては次のアプリ配布サービスを探す必要があるのですが、 私の場合、今まで使用しておりよく知っているサービス、またはよく知られているサービスということで以下の3つを候補として考えました。


それぞれのサービスについてですが、1つめについては
Apple TestFlight:
導入は時期尚早。Qiitaのこちらの記事にもあるように、

  • iOS8以降の端末にしか配布できない。
  • CI連携がやりにくい。

という点が現状だとネックとなる、と考え導入を見送りました。


2つめについては
Deploy Gate:

  • mixiからスピンアウトした直後で、今後どうなっていくか読めない。
  • チームによっては有料になってしまう。
  • Android開発経験やAndroidのテスター経験がないため、私自身が慣れていない。←

という理由で導入を見送りました。Android開発経験があり既に使っている、等の場合にはDeploy Gateのほうが良いかもしれませんね。


最後にCrashlyticsについてですが、
Crashlytics:

  • 2年前にTwitterの傘下に入っており、Deploy Gateほど今後に不安がない。
  • どこまでも無料。
  • 今までのiOS開発で使ってきているため、私自身が慣れている。←

という理由でCrashlyticsへ移行することにしました。


導入の手順としては、

  1. アプリをCrashlyticsへ登録(Crashlytics Frameworkのアプリへの導入)
  2. ipaファイルの配布
  3. Testerの招待
  4. 配布リスト(TestFlightにおけるDistribution Lists)の設定
  5. UUIDの取得

1.については、Qiitaの記事等、解説している情報がありますので、割愛します。

2.については 1.の後にアプリをArchiveすると、以下のようなポップアップがMenuBarから表示されますので、その指示に従うだけでTestFlight同様に配布ができるようになっています。

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3.4については、招待側とTester側のうち、招待側から説明します。
画面左にあるメニューのうち、上から2つめをクリックすると、"Manage Groups"というメニューが表示されるようになります。

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それをクリックすると、Testerを管理するための画面が表示されますので、Group名、招待するTesterのメールアドレスを入力します。

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招待側の作業は以上です。 次にTester側ですが、先程の招待側の作業によってCrashlyticsからメールが飛んできますので、それに従いユーザー名の入力、ファイルのインストールを行うだけです。

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ユーザーの端末IDが登録されていない場合、招待側にこのような、端末IDを含んだメールが送信されてきますので、それをiOS Dev Centerで登録するだけでです。

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TestFlightのcloseまで残り3週間をきっていますので、Crashlyticsへの移行を検討してみてはいかがでしょうか。

2015/03/01追記
今の開発チームでは問題なくCrashlyticsを使えているようです(開発者だとDebug Buildで入れてしまうので、あまり使わない)。
ただ、チームメンバーからは、TestFlightよりアプリのダウンロード速度が遅い、という意見もあります。