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Growth Hack Talks行ってきました!

Reproさんが主催するイベント、Growth Hack Talksに行ってきました!
普段は勉強会に登壇枠 or オーディエンス枠で行くのですが、オーディエンス枠の倍率が高かったので珍しくブログ執筆枠でした(^_^;)

会場案内やイベントの趣旨説明などから始まり、 f:id:nerd0geek1:20161020193723j:plain お決まりの乾杯w f:id:nerd0geek1:20161020194620j:plain

今回のテーマは、「プッシュ通知を活用したリテンション・エンゲージメント施策」ということで、 メディアアプリやゲーム、SNSを運営されている方々が自社の実践例を発表されていました。

プッシュ通知のPDCAの前に回すべきPDCA

まずは、ゲーマグを運営されているファンコミュニケーションズ より、廣瀬 空さんの発表。 f:id:nerd0geek1:20161020194826j:plain

  • Push通知の許諾を求める箇所の最適化(起動直後じゃなくて、ユーザーがサービスの良さを体感してから求めるのが効果的。ゲーマグの場合はユーザーが1記事読み終わって、記事一覧に戻ったタイミング)
  • Push通知を求める前に、Push通知を許可することによるメリットを伝えてから許可を求める(Pre-Permission)のが効果的

というお話でした。
Pre-Permissionの文言についても、ABテストされているという話も勉強になりました。 スライドp.31に人気文言、不人気文言の実績について記載されていましたが、パーソナライズされている印象を与える文言だと許諾率が良いみたいです。

ゼクシィ恋結びのプッシュ通知施策

お次は、ゼクシィ恋結びを運営されているリクルートマーケティングパートナーズより李 希成さんの発表。 f:id:nerd0geek1:20161020200158j:plain

  • まず、運用ポリシー(ポエム)を策定し
    • ユーザーメリットのあるもの以外は送るべきではない、という考えの共有
      • ユーザーがiOSアプリのPushを切るには4アクション必要
      • アプリ削除は2アクションでできてしまう
      • 不要なプッシュばかり送っていると、ユーザーがアプリを削除してしまう
  • モニタリング指標を整備し
    • 配信時間、メッセージ、配信数、開封率etc...
  • KPI策定して
    • 再訪、アクション、有料化、サービス認知のどれをKPIとすべきか。
  • 配信内容選定して
  • 自動配信

というお話でした。
なかなかお目にかかれないレベルで、キレイにプッシュ通知のPDCA回されていたので、プッシュ通知のPDCA回せるようになった時に見習うことのできる点は多そうでした。

位置情報ゲームアプリにおけるPush通知

3番目は、駅メモ!を運営されるモバイルファクトリーより中山 政樹さんの発表。 f:id:nerd0geek1:20161020202157j:plain

  • 駅メモ!
    • 位置情報を見て駅にチェックインしたり、駅でバトルしたりする位置情報ゲーム
  • 一般的なユースケース
    • 電車に揺られてチェックイン
    • 旅の思い出にチェックインetc...
    • 簡単操作、起動頻度は高いが1回あたりの起動時間は短い
  • 位置情報 x プッシュ通知
    • いつ送るか?
      • 通常のアプリであれば、まず送らないような時間(AM7:30)にプッシュ通知を送る
        • (=通学、通勤の時間帯)
        • 時間はTwitterや掲示板から推測
      • 開封率が劇的に良くなる
      • 調子に乗って、休日も同じ時間帯に送る
      • 開封率が劇的に悪くなる
        • 普通、休日は平日より遅くまで寝てるよね。。。
        • 文言を別の時間帯に使いまわしたところ、開封率が悪くなかったため、休日早朝に送ったことが原因
    • サービスの特性から考えて、人々が移動するような時間を狙って送るのが良い
      • 通学、通勤以外にもお盆前など、人が大きく移動するようなタイミングも狙い目
    • どんな文言で?
      • 駅メモ!は、パートナーのでんこ(駅メモ!内のキャラ)が売り
      • なので、でんこの口調に合わせたプッシュ通知の文言(キャラ数 x 数パターン)を作成
      • 一番開封率が高かったのは、御三家的な位置付けのでんこの文言 f:id:nerd0geek1:20161020202943j:plain

というお話でした。
プッシュ通知はこう送るべし!という一般論とは別に、自分達がリリースしているアプリの特性を鑑みて プッシュ通知をどのように送るか考える、ということは当たり前のことですが忘れがちなことでもあるので、 忘れないようにしたいものです。

Poiboyで効果のあったプッシュ通知施策

最後は、Poiboyを運営するダイバースより徳永清詩さんの発表。 f:id:nerd0geek1:20161020203629j:plain

  • Poiboyとは

    • 女性が気になる男性をお気に入り登録したり、グループ分けしたりできるマッチングアプリ
    • リリース半年でのユーザー数が20万人
    • 全体の80%が18-24歳
  • やりたかったこと

    • ログイン促進だけで終わらせない
    • アクションを促す通知を送る f:id:nerd0geek1:20161020203823j:plain
  • とはいえ、ローンチ後は忙しい

    • プッシュ通知を真面目にやろうとすると、分析したり可視化したりする必要がある
    • でも、Reproを使うと全て簡単にできた!
  • やったこと

  • マジックナンバーの発見

    • 有名なのは、Twitterチュートリアルでの5人のユーザーのフォロー
    • アクションフローを決定し、アクション別のリテンションの調査
    • マジックナンバー仮説を作成
      • Poiboyの場合、グループを5回見る、ポイを4回する、というアクションを促すと合計で11%のリテンションアップにつながった
        (これ以上やっても、数値は伸びたが、数値の伸び率が落ちたため、この数値に落ち着いたとのこと) f:id:nerd0geek1:20161020204221j:plain f:id:nerd0geek1:20161020204356j:plain f:id:nerd0geek1:20161020204421j:plain
  • ファネル分析

    • Reproを使うと、ディレクターでもファネル分析できるようになる
    • マジックナンバーまでのアクションフローを確認する
    • ファネル分析を作成
    • マジックナンバーまでのコンバージョン率を確認
    • ユーザーを狙って通知を送ることができ、残存率も簡単に確認可能 f:id:nerd0geek1:20161020204623j:plain
  • プッシュ通知施策

    • 通知の精度を上げるために以下の内容を検討
    • 結果
      • 平均6%のコンバージョン率アップ

というお話でした。
マジックナンバーの発見や、ファネル分析をここまで深く追求したことがなく、あまりそういった事例を聞く機会も多くないので、勉強になりました。

まとめ

ゲームや、コミュニティーサービスを継続的に提供していないと得られないような深い知見を数多く知ることができたので、今回のイベントで得た内容を活かせるよう、 プロダクト開発も頑張らないといけないと刺激になりました。
また、皆さん、Growth Hack Journalをチェックされているようなので、今後は少しずつそちらについてもチェックしていこうかなと思いました。